ビジネスから冠婚葬祭まで、男性にとってスーツは欠かせない洋服です。就職を控えた大学生の方はもちろん、自分に合ったものを探しているベテランの方もいらっしゃるのではないでしょうか。現在、スーツを販売するお店は日本各地に存在し、スーパーマーケットの格安品から高級デパートの商品まで、さまざまな方をターゲットとして販売されています。それぞれのお店に個性がありますが、どうやって選べば良いのでしょうか。
まず、そもそも男性はなぜスーツを着るようになったのかと言う事を考えましょう。発祥はヨーロッパの農民服であり、現在の形となったのは、19世紀後半の英国です。日本語では背広という言葉を使うこともありますが、これは背中の部分が広いというだけではなく、ロンドンの仕立て屋街、サヴィル・ロウが訛ったものであるとも言われています。英国といえば階級社会であり、上流階級の貴族が農民の服を改良してスーツを着るようになり、さらにそれを真似した中流階級のビジネスマンにも広がって、アメリカを経由し、世界中に広がりました。
ですから、着る人の品位を表し、相手に失礼がないようにする為の服であると言えます。昔はスーツといえばオーダーが主流であり、今でも高級な商品はオーダーであることが多いです。ですが、技術の進歩により、量販店などで販売される商品も、オーダー品に見劣りすることがないクオリティを備えるほどになっています。どのような店で買うのであっても、自分にふさわしいと思える一着に出会える事が何よりも大切です。